Story fifth
静まりし二つの羽根 第5話
双曲の運命
レクの振るダイスの目は雷に蜘蛛
逆さ次元城が、徐々に広がりその回復をバネにした、振り子運動がその破壊と創造を繰り返す。その途方もないエネルギーがエクトプラズムとなって気流を包む。一旦、終息したかにみえた、ゼラルドとミラスの闘争が至るところで再燃しはじめた。暗黒にもってゆかれた、ものがそのパラドクス現象により、問題を深刻化し始めていた。
サファイアモンドの港町で、レクはひょんな話を聴いた。
二人のイエムが存在し始めている。
バルバラシアのあの時貼ったパラソルスプラッシュは、クローズトオプンザアイカウント、7線の分けで分離された宇宙包囲の枠の結界。
もしもクローズト側に置かれた小宇宙に何かの拍子でリターンバックがかかり、自分のもうひとつの歴史ができたなら、二人の自分が、できてしまう可能性があるかもしれない。
7線の見える自分とみえない自分
そんなのありえないかな
イエムは思った、
クローズト側で継続された自分の運命があったとするなら
海里の原則で12キロメートルを1日で動くと人がみえ出すという、分配線の虹。
その並びに人は運命のからくりを感じとるという。
もう一人の自分を救い出す!
イエムは扉を開けると西行きの便が続いている。
いよいよミラスの残していった疑似のミラーロードの陰がみえ出す。
ドッペルゲンガー現象にあった時、ひとの生命は保たれるのか?
怖くはないのか?イエム。
その時、夢でもなんでも、そこでの活動の記憶があればそれは乗り切れる。
飛び石になった、シナリオを人生をつなげてみせる。
自分を救い出して見せる。
イエムは歩きだした。
つづく
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